120時間アフターピルの成分はウリプリスタール酢酸エステルになります。
レボノルゲストレルと同じように『排卵を抑制すること』『受精卵を着床させないようにすること』この2つの作用によって避妊効果を示します。
レボノルゲストレルと異なる点はその服用可能な時間が長いという点になります。
レボノルゲストレルは避妊失敗後から72時間以内の服用を推奨されていますが、ウリプリスタール酢酸エステルは120時間以内の服用でも避妊効果を得ることができます。
また避妊目的以外にも、子宮筋腫の治療のために使用されることもあります。
排卵の抑制・受精卵を着色させない
ウリプリスタール酢酸エステルはレボノルゲストレルと同様に、排卵を抑制し子宮内膜への着色を防ぐことで妊娠を阻止することができます。
黄体ホルモンの量が30㎎含有されているため、レボノルゲストレルでは十分な効果を得ることが出来ないと言われていたBMI値が30以上の肥満体質の女性に対しても避妊効果が有効とされています。
子宮筋腫の治療薬
ウリプリスタール酢酸エステルは避妊効果以外にも、子宮筋腫の治療目薬としても効果があります。
黄体ホルモンのみの避妊薬なので、子宮筋腫の腫瘍を大きくさせる原因の卵胞ホルモンの分泌量をコントロールしてくれる作用があるため子宮筋腫の治療薬としても使われています。