アフターピルは低用量ピルで代用可能?併用しても大丈夫?再開の飲み始めは?など低用量ピルとの違い違いを詳しく解説しています。

  • アフターピルと低用量ピルの違い
  • アフターピルと低用量ピルの併用は可能?飲み始め、再開は?
  • 低用量ピルをアフターピルとして代用は可能?
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目次
  • アフターピルと低用量ピルの違い
  • アフターピルと低用量ピルの併用は可能?
  • 低用量ピルをアフターピルとして代用は可能?

アフターピルと低用量ピルの違い

アフターピルと低用量ピルの違い

アフターピルと低用量ピルとの違いは、まず避妊する服用タイミングの違いです。

アフターピルは避妊を失敗してしまった性行為後に服用する事で避妊を成功させます。
1回1錠を使用します。性行為後3日(72時間)以内~5日(120時間)以内で服用するお薬があり、行為後早ければ早いほどその避妊成功率が上がります。
推奨する日程を過ぎてしまった場合、効果はゼロになるわけではありませんが、避妊効果は大幅に下がってしまいますので、服用するタイミングを早期にできるよう注意しなければいけません。

それに対して、低用量ピルは毎日服用する事で避妊する効果のあるお薬になります。
1シート21錠~28錠の物が多く、飲み忘れがないようプラセボ錠(偽薬)が入っている物と、入っていない物があります。
毎日決まった時間に服用していれば、それだけで避妊効果が継続され、ほぼ妊娠する事はありません。
避妊効果が得られなくなってしまいますので、飲み忘れには注意する必要があります。

どちらも避妊の効果のあるピルですが、緊急的な一回の服用効果なのか、継続使用での常時避妊効果なのかの違いがあります。

アフターピルと低用量ピルの併用は可能?飲み始め、再開は?

アフターピルと低用量ピルは併用してもよいのですが、低用量ピルを服用しているのならばそれだけで避妊効果が出ていますので、アフターピルを飲む必要はありません。

アフターピルを服用した後に、低用量ピルを飲み始める、という方は、
排卵前であれば、排卵を遅らせる意図もあり、アフターピルの翌日から低用量ピルを開始します。
排卵後であれば、アフターピル服用後に起きる生理のような赤くて大量の消退出血があってから低用量ピルを開始させます。

また、低用量ピルを飲み忘れてしまっていた場合に避妊失敗の性行為があったとします。その際、不安になりアフターピルを使用して避妊をしても問題ありません。
そしてそのアフターピル服用後の低用量ピルの服用再開に関して、消退出血を待たずに低用量ピルを再開することが可能です。
むしろその方がアフターピル後の不意の排卵を防ぐ事ができるので有効です。

低用量ピルをアフターピルとして代用は可能?

基本的に処方薬を本来の使い方とは違う、インターネット上の裏技、のような記事を鵜呑みにするのはリスクが大きいです。
医師が指示をしたという事例があったとしても、それは貴方にではなく、その人だけに指示したものですので、自分にも適応するとは限らないです。

アフターピルとしての代用効果があるとネット上で言われているのは、中用量ピルのプラノバールR【ノルゲストレルとエチニルエストラジオールの合剤】とレボノルゲストレルだけです。中用量ピルを使用した避妊法でプラノバールRを性行為後72時間以内に2錠服用し、さらにその12時間後に2錠服用する『ヤッぺ法』という緊急避妊方法がありますが、その避妊率は日本の研究データでヤッぺ法の避妊率が低い事が以下のデータでわかります。

ヤッぺ法の避妊率

性行為後
24時間以内の服用で77%
48時間以内の服用で36%
72時間以内の服用で31%

アフターピル・ノルレボの避妊率

性行為後、
24時間以内の服用で95%
48時間以内の服用で85%
72時間以内の服用で58%

上記のように避妊率が多く変わってきます。

避妊率からすると、ヤッぺ法は格段に避妊率が低い為、推奨されていません。

低用量ピルでノルゲストレルを含んでいるお薬はトリキュラー、ジェミーナ、アンジュなどになりますが、これらをアフターピルの代用として使用する方法は確立されておりません。
更には、ヤッぺ法でアフターピルの代用をすると副作用の可能性も上がってしまいます。

副作用の確率

・吐き気
ヤッぺ法 51%
アフターピル 23%

・嘔吐
ヤッぺ法 19%
アフターピル 6%

・下腹部痛
ヤッぺ法 21%
アフターピル 18%

・頭痛
ヤッぺ法 20%
アフターピル 17%

以上の確率となり、全体的にヤッぺ法を使用した場合、副作用の出る可能性が高くなってしまっている事がわかります。
しかもヤッぺ法では2回に分けての服用が必要になってきますので、その分リスクは更に上がってしまいます。
更には例えば1回目の服用で副作用が強く出てしまった場合は2回目の服用に問題が出てしまう可能性も高くなってしまいます。

このようにピルの種類によっては代用できるだろう、という程度の考え方はあるようですが、正規のアフターピルに比べて避妊効果は落ちますし、確実に副作用の可能性も高まり、安全性、効果の保証はできません。

節約したいからという理由で、もし効果がなく妊娠してしまっては中絶させるのに20万ほどかかってしまう場合があるので本末転倒です。
確実にアフターピルを早期に使用して避妊するのが得策です。

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