プラノバールによるヤッペ法
【服用方法・避妊効果・副作用・費用比較】

プラノバールとは

ヤッペ法は1970年から利用されていた緊急避妊方法です。
女性ホルモンである両ホルモン(卵胞・黄体ホルモン)成分を含有した中用量ピル「プラノバール」を用いて避妊を回避します。
今、主流となっているノルレボ錠は高用量ピルです。
中用量と高用量ピルがどれほど違うものなのか?
ヤッぺ法のプラノバールについて解説してまいります。

服用方法

高用量ピル・超高用量ピルが性行為後1錠/1回の服用に対して、ヤッペ法は2錠/2回服用するのが特徴です。
1回目の服用は、性交後72時間以内に2錠を服用。
2回目は、1回目の服用から12時間後に2錠の服用が必要です。

ヤッペ法でのプラノバール服用方法

ヤッぺ法による避妊率は一番高い数値でも24時間以内で77%です。
その後の避妊率は30%台とかなり低い数値です。

ノルレボと比較すると避妊率、妊娠回避率が伴に下回ります。
そのため、ノルレボ承認後ノルレボが主流の避妊法となり、今やヤッぺ法によって妊娠を回避するケースは減少傾向にあります。

副作用

ヤッペ法で避妊を行った際、ノルレボ法と比べて副作用が出やすいというデメリットがあります。
悪心、吐き気では2倍、嘔吐の発症率に至っては3倍もの違いがあります。

ヤッペ法も他のアフターピル同様、成分の吸収前に嘔吐してしまった場合は、もう1錠を直ちに服用する事で対策を打つことができますが、この副作用の発症率を見ると少々ヤッペ法に抵抗をもつ人も少なくありません。
嘔吐と一言で言っても、その時はかなりつらい思いをすることは間違いありません。
特に、一度嘔吐してしまうとまた吐いてしまったらどうしようと薬剤を飲むことに強い抵抗を抱えてしまう人も少なくありません。

嘔吐対策『トラベルミン』

制吐薬トラベルミン

嘔吐が不安な方は、予め、嘔吐予防のために酔い止め薬「トラベルミン」を併用服用することで嘔吐を防ぐことができます。
また、制吐薬といわれる吐き止め薬も効果的で併用服用も可能です。

ヤッペ法料金(費用)

ヤッペ法の費用は、避妊率の低さや手間となる服用で、主流から離れつつあるため、低コストで診療・処方をすることができます。
ノルレボなどの高い避妊率を誇るアフターピルが¥15,000前後の費用に対して、ヤッペ法は安い病院やクリニックであれば¥4,000台~高いところでも¥8,000前後と費用を抑えることができます。

ヤッペ法とノルレボを比較

こちらの表はヤッペ法とノルレボの費用や効果・副作用を比較したものです。

ヤッペ法とノルレボを比較

妊娠回避を第一に考える上で、避妊率が高いことは安心材料のひとつになります。

そして、妊娠回避する上で次に気なるのが"副作用"ではないでしょうか。
副作用をみてもノルレボの方が圧倒的に発症率が低いことがわかります。

医薬品である以上メリット、デメリットはつきものです。
避妊される女性にとって一番重要なことは『いかにつらい思いせず妊娠を回避できるのか?』
ではないでしょうか。

料金(費用)が多少高くても確実に避妊できる方法を選択することが賢明な判断と言えるでしょう。

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ヤッペ法の実用性

アフターピルは『望んでいない妊娠を避ける』ための緊急避妊薬です。
服用する女性にとっては、『妊娠回避率の高いピル』が一番安心しますよね。

今現在、主流となっているノルレボ錠やウリプリスタール酢酸錠と比べるとヤッペ法の避妊率は一か八かと言えるほど妊娠回避率の低いものです。

各種避妊率の比較グラフ

ヤッペ法は、費用はとても低コストで行える避妊法かもしれませんが、万が一服用して3週間後の妊娠回避の確認を行い避妊ができていなかった場合、その後のアフターピル服用は効果時間を過ぎているため服用できません。

その他の手法(人工妊娠中絶など)を利用した場合、10万~15万円、高いところでは20万円以上の費用がかかる上に、人工中絶法は子宮頚管が拡張しているため感染リスクが高く、クラミジア感染していると、中絶手術によって"骨盤腹膜炎"などを引き起こすリスクが高くなります。
ヤッペ法で避妊できなかった時、リスクと費用コストが高くつきます。

確実な妊娠回避のためにも、ヤッペ法についてよく理解した上で服用を検討しましょう。

ヤッペ法が優先的避妊法として選ばれないのは避妊、副作用に対するリスクが多いためです。

アフターピルが服用できるのは1度だけ

ヤッぺ法による服用期間は最大で3日以内です。
しかし、ヤッペ法では24時間を超えると30%台まで避妊率が低下します。
服用期間の3日を超えるとヤッペ法による妊娠回避できる可能性は著しく低下し困難となるでしょう。

そのうえ、プラノバールの副作用である『嘔吐』の発現率は大変高いものです。
嘔吐後の時間経過が避妊失敗から3日以内であれば、再度、処方して服用すれば可能性があります。
しかし、2時間以内の嘔吐では避妊効果は得られません。
つまり、アフターピルによる避妊出来るチャンスは『1度きり』です。
ですが、やはりヤッペ法の避妊では少し不安になるのではないでしょうか?
前川クリニックでは3日以内の服用が可能であればノルレボ、3日以降5日以内の服用ならエラワンを推奨しております。
是非、確実な避妊方法をご自身でしっかりとお選びください。

服用時の注意点

嘔吐

服用後2時間以内に嘔吐してしまったら、直ちに同量のアフターピルを再服用してください。
嘔吐した際は、その旨を医師にお伝えください。すぐに処方いたします。

アルコール

アフターピル服用前後の注意点として、飲酒は控えてください。
アルコールを摂取した場合、強い副作用が現れる可能性があり、成分が余分に排出され、避妊の効果を得られなくなる可能性があります。

まとめ

  • ヤッペ法は2回の服用が必要となり、避妊率は高くても70%台である。
  • 現在主流となっているノルレボと比較すると避妊率が低い上、副作用の発症率が高い
  • 低コストで処方が受けられるため費用が気になる人にとっては処方が受けやすい

『避妊を望む人』にとってヤッペ法の避妊率の割合が低いためかなりの不安材料になるのでは?
費用が多少なり高くても、避妊率の高いノルレボの処方をすることが、リスク軽減や不安材料などの負担軽減につながります。