

効果・服用方法・併用禁忌
AGA治療薬の効果や副作用、服用方法(飲み方)や飲み合わせ
AGA治療薬とはそもそもどんなものかという観点でわかりやすくまとめています。
AGA治療薬は大きく分けて、乱れたヘアサイクルを正常に戻し抜け毛を抑える薬剤と血管拡張作用から毛母細胞を刺激し、毛や髪の成長を促進する薬剤の2種類あります。
テストステロンという男性ホルモンが頭皮に存在する5a還元酵素という酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
このジヒドロテストステロン(DHT)がAGAの原因となるため、AGA治療薬の服用で5a還元酵素を抑制し、ジヒドロテストステロンの生成を阻害します。
成長過程の髪の毛がヘアサイクルの乱れによって脱毛してしまう現象をAGAといい、AGA治療薬を服用することで乱れたヘアサイクルを正常に戻し抜け毛を抑えます。
▼AGA治療薬2つの効果
・髪のヘアサイクルを正常に戻し抜け毛を抑える効果
・血管拡張作用から毛母細胞を刺激し髪を生やす発毛効果
AGA治療薬は経口薬の服用になりますが、ローションタイプなどの塗布薬も存在します。
塗布薬の場合、塗る箇所や量を毎回調節しなければなりません。
また、部分的に塗る場合や全体に塗る際に的確な個所に塗布する必要があるため、手間がかかるといった難点があり多くの患者様から『もう少し手軽に使える物があれば』といった声を頂くことがあります。
経口タイプであれば、毎日決めた時間に1錠服用するだけでAGA治療が可能になります。
錠剤タイプの服用が苦手な方や錠剤を喉に通すのが苦手な方は、錠剤を半分にカットするだけで、錠剤の飲み込みが楽になります。
20歳以上を超えている方であれば喉に錠剤が詰まる危険性もありません。1日1錠服用するだけでAGAの改善が見込めるお薬になります。
ジェネリック薬品とは、新薬の特許が切れ、後から開発された後発品のことを指します。
新薬とジェネリック薬品の違いは、先に開発された薬剤か後から開発された薬剤かの違いになります。
成分は新薬と同様の物が使われ、錠剤を固めるための添加物などに若干の違いがありますが、効果はほぼ同等になります。
新薬とは違い、後発品には開発のコストがかからないため、安価で購入することが可能です。
近年ではジェネリック薬品の普及が広まっているため、薬剤を手にしやすい時代になりました。
厚生労働省より、保険証やお薬手帳に貼ることができる『ジェネリック医薬品希望シール』という対策もあり、ジェネリック医薬品を使用することがメジャーになってきています。
安価で手に入れることができるといった最大のメリットが多くの方に使用される理由です。
しかし、新薬でないと信用ができない、薬は慎重に選びたいといった方が多くいらっしゃるのも事実です。
日本でのジェネリック医薬品の普及は他国と比較するとかなり遅れています。
ジェネリック医薬品であるから危険といったことは一切なく、多くの方に安心して使って頂いている薬剤になります。
AGA治療薬には大きく分けて3種類に分類されます。
3種類あるAGA治療薬のうち、作用の仕方や効果の現れ方に違いがあります。
効果 | 予防効果 |
---|---|
作用 | 2型5a還元酵素を阻害 |
効果 | 予防効果 |
---|---|
作用 | 1型、2型5a還元酵素を阻害 |
効果 | 発毛効果 |
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作用 | 血管拡張作用 |
上記表の通り、フィナステリドとデュタステリドは5a還元酵素を阻害することで、AGAの原因であるテストステロン(DHT)の発生を抑制し、抜け毛を抑える効果になります(予防効果)。
一方でミノキシジルは血管拡張作用から頭皮の隅々まで血流を増加させ発毛を促進する薬剤になります(発毛効果)。
AGAの進行には4つの進行パターンがあり、それぞれの症状や進行度に合わせてAGA治療薬を服用する必要があります。
前川クリニックではオンライン上で専門医の診察が受けられるため、気軽にAGA治療薬の相談も可能です。
フィナステリドは2型、デュタステリドは1型と2型の5a還元酵素を阻害し、AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制します。
フィナステリドとデュタステリドは毛を生やす発毛効果ではなく、AGAによって乱れたヘアサイクルを正常に戻します。
ヘアサイクルが乱れると、本来抜けないはずの成長中の毛が抜けてしまうことでAGAが進行します。
フィナステリドとデュタステリドは、抜け毛を抑えAGAの進行を改善するAGA治療薬になります。
一方でミノキシジルは、血管拡張作用と毛乳頭細胞を刺激して毛母細胞の増殖を促す成長因子を発生させます。
頭部の末端まで血流が良くなることで、毛細血管から毛乳頭まで栄養を行き渡らせることで発毛の効果があります。
フィナステリドやデュタステリドの抜け毛を抑える効果とは違い、ミノキシジルは発毛の効果になります。
『フィナステリドとミノキシジル』『デュタステリドとミノキシジル』この二つのパターンでの併用は可能です。
抜け毛を抑える効果と発毛効果で更なるAGAの改善が見込めます。
フィナステリドやデュタステリドの服用だけでは効果が充分に得られていないと判断した場合、ミノキシジルとの併用を行うことで、AGA症状が重度の方でも改善を見込むことが可能です。
いずれのAGA治療薬を選択される場合でも、AGA治療は早期の改善が必要になります。
ご自身で気になり始めた頃には治療の合図と言われています。
前川クリニックのオンライン診療で場所を問わず診療を受けることで、早期の治療が可能になります。お気軽にLINE登録頂き、ご相談ください。
以下に該当する方はAGA治療薬を使用できない可能性が高いです。
該当する場合は必ず、専門医に相談してください。
・肝臓病や肝機能障害がある方
・心臓や腎臓に障害がある方
・降圧剤を使用中の方
・AGA以外の脱毛症の方
AGA治療薬は未成年者への安全性は確立されていません。
また、AGA治療薬は男性型脱毛症専用の薬剤になるため女性には効果が認められていません。
妊婦又は妊娠している可能性のある方や授乳中の方は、AGA治療薬に触れないようにしてください。
万が一触れてしまうとAGA治療薬の有効成分が皮膚などから吸収される可能性があります。
妊娠中の方がAGA治療薬の成分を吸収してしまうと、男子胎児の生殖器官などの正常発育に影響を及ぼす恐れがあります。
必ず触れないようにしてください。
また、前立腺がんの検査を受ける方はAGA治療薬を服用中であることを必ず医師へ申告してください。
フィナステリドとデュタステリドに併用禁忌薬はありませんが、併用する際注意が必要な事項があります。
またミノキシジルには併用禁忌があり、それぞれのAGA治療薬によって違いがあります。
併用注意には、服用に慎重な判断が必要です。該当する場合は必ず医師にご相談ください。
AGA治療薬には今まで紹介してきたように、いくつかの種類が存在致します。
各AGA治療薬の詳細に関してはページをご参照ください。
AGA治療薬の副作用で最も発現頻度の高いのは、性機能の低下です。
・勃起不全
・射精障害
・精液量減少
・リビドー減退(性欲の減退)
上記のような性機能に関する副作用が多く報告されています。
▼その他副作用
・蕁麻疹
・発疹
・血管浮腫
・睾丸痛
・男性不妊症
・精液の質低下など
発症例は極めて稀な症状です。
AGA治療薬に限らず、薬剤の効果が強くなれば副作用は比例して強くなります。
1日/1回毎日服用になります。
AGA治療薬は最低でも6ヶ月間以上服用を続けることで効果が現れてきます。
服用後、ヘアサイクルを整える作用が始まり、サイクルが正常になるに連れて抜け毛が収まります。
抜け毛が収まることでようやく見た目での効果実感が得られます。
早い方だと3ヶ月程度で効果を実感できる方がいますが、6ヶ月以上の継続を推奨しております。
より効果的な期間は6ヶ月~1年程になるので、毎日欠かさず服用を続けることがAGA改善に繋がります。
AGA治療薬は食事の影響を受けないので、服用のタイミングは食前・食後どちらでも服用可能です。
ご自身で服用される時間帯を設定し、毎日同じ時間に継続して服用することが最も重要になります。
AGA治療薬には大きく分けてフィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの3種類に分類されます。
どのAGA治療薬にもそれぞれの効果と用途があり、的確な治療を行うためには薬剤に対してある程度の情報を知っておかなければなりません。
そのような手間を避けるため、前川クリニックのオンライン診療では、オンライン上にて質疑応答が可能です。
手軽に専門医の診察が受けられることから多くの方にご愛用頂いております。
お気軽にご相談ください。