ED治療薬は通販(楽天・Amazon)や個人輸入代行で購入可能なのか?

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ED治療薬の個人輸入・通販について

ED治療薬は処方箋が必要な医薬品となるため、医師による診察を受け処方箋が出されることで、ED治療薬を入手するか個人輸入代行外車を利用した海外通販で入手することができます。

入手方法

「他に入手方法はないのか?」といった意見が多い傾向にありますが、

ED治療薬を入手する方法は3つ

  • 病院、クリニックの対面処方
  • 個人輸入代行で注文・購入
  • オンライン診療による処方

それぞれにメリットやデメリットがあるため、どの方法がご自身に合っているか比較してみましょう。

病院での処方 個人輸入代行サイトで購入 オンライン診療での処方
お薬の受け取り 当日 約2週間前後 最短当日・通常翌日
他の患者との接触 あり なし なし
待ち時間 あり なし なし
通院 あり なし なし
地域 住まいや職場の近辺に限られる 場所問わず 場所問わず

個人輸入代行とは?

個人輸入代行とは、海外の製品を日本に向けて配送を行うサービスの事を指します。
また、個人輸入とは個人が海外から商品の輸入を行うことを言い、近年ではインターネットショッピングの需要が増え、個人が商品を輸入する行為は身近な存在になっています。

個人輸入は、日本の法律上(薬機法)「個人が自ら使用するために医薬品等を輸入する場合、または医師等が自己責任の下、自己の患者の治療や診断に使用する医薬品等を輸入する場合は、事前に厚生労働省大臣(地方厚生局長)に輸入確認申請書等を提出し、輸入確認証の交付を受ける必要があります。」
または「輸入を行う医薬品等を個人自ら使用することが明らかである場合、輸入確認証の発給を要せず輸入が可能となる。」といった内容になります。

つまり、「個人使用目的である場合は処方箋が必要な医薬品も輸入OK」という内容になるので、個人輸入代行で医薬品の輸入を行うことは法律上問題ありません。
処方箋が必要な医薬品も個人で使用することが決まっている場合は、医薬品の個人輸入が可能となるので、ED治療薬も入手することができることになります。

個人輸入代行のメリット

個人輸入代行で輸入を行うメリットは主に以下のようなことが挙げられます。

  • 自宅に届くため通院の必要がない
  • 比較的安価
  • 海外のため消費税がかからない

個人輸入代行のサイトを検索して頂くとお分かりになると思いますが、基本的には通販サイトのような構成になっており、初めて利用される方でも簡単に注文が行えるようになっています。

個人輸入代行のデメリット

個人輸入代行のデメリットは以下の通りです。

  • 服用は自己責任
  • 海外発送のため、到着までに時間がかかる(平均3週間程度)
  • 送料が割高
  • 偽物を扱う業者が存在する

個人輸入で購入した医薬品を使用する際は、自己責任での使用となります。
つまり、個人輸入代行で購入した医薬品を使用して、激しい副作用や命に関わる症例が発現した場合など、緊急性の高い事態が発生した場合の保証は一切ありません。
また、知識の無い状態での医薬品の使用は、予期せぬ副作用の発生を招きます。

個人輸入で入手したED治療薬で死亡

1998年に英国から個人輸入したED治療薬を使用し、服用後3時間程度で死亡したという事例があります。
服用した60代の男性は、糖尿病や血圧、不整脈の治療を行っていたため、ニトログリセリン貼付剤等を使用してたようです。
ニトログリセンはED治療薬の併用禁忌薬に該当、医師の診察を受けた場合、決して処方されることはありません。
しかし、個人輸入でのED治療薬の使用は、飲み合わせてはいけない薬剤や服用できない疾患をお持ちの方がED治療薬を服用してしまう可能性があり、個人輸入での入手方法とても危険な行為です。

ED治療薬は医師の診察のもと、使用しましょう。

個人輸入の6割が偽造品?

個人輸入で購入したED治療薬が2016年の調査で4割が偽造品っだとという調査報告があります。
この調査結果は大手製薬メーカである4社『ファイザー・バイエル・日本イーライリリー・日本新薬』が合同に調査を実施したものです。

2021年12月の調査では、インターネット上で流通しているED治療薬の6割が偽造品だったという厚生労働省の調査報告もあります。

厚生労働省:偽造医薬品問題の現状と対策について 医薬食品局監視指導 麻薬対策課>>

  • ED治療薬の成分の含有量が規定より少ない
  • ED治療薬の成分の含有量が規定より多い
  • 不純物が混ざっている
  • そもそもED治療薬の成分が含まれていない

このような偽造品が発覚、厚生労働省が個人輸入のED治療薬の購入に注意喚起が促しています。
その他のトラブルでは、支払ったのに荷物が届かないといった事例も存在します。
金銭被害、健康被害が生じるため、個人輸入の医薬品入手はよく検討された方が良いでしょう。

偽物のEDによる報告事例

ED治療薬を製造・販売する製薬会社には、

・「不整脈が出た」
・「下痢と嘔吐を起こした」
・「胸を圧迫されるような痛みや、首や背中に鈍痛が出た」
・「意識を失い痙攣を起こした」
・「目の前が真っ暗になった」

など、偽造ED治療薬による健康被害の情報が寄せられているといいます。

日本では2011年奈良県で、ED治療薬の偽造品を飲んだ男性が意識障害を起こし、病院に搬送されその後死亡する事例が発生。
偽造ED治療薬との因果関係は明らかではないものの、呼吸困難で死亡した男性の衣服から偽物のED治療薬が見つかった報告されています。

Amazonや楽天などの通販で購入できない理由

ED治療薬は処方箋が必要な医薬品のため、楽天やamazon、いわゆる通販で購入することはできません。
下記の画像は実際に「Amazon ED治療薬」で検索をかけて出てきた画像です。

Amazon ED治療薬 Amazon ED治療薬

中には、ED治療薬に似たようなパッケージの商品がサプリメントとして販売されている事もありますが、amazonなどの国内の通販では、医薬品を売ることが出来ないため、本物のED治療薬ではないことを理解した上で購入されるのが良いでしょう。

国内通販は、インターネット環境と届け先の住所があれば、誰でも商品を購入することが可能ですが、処方箋が必要なED治療薬はamazonなどの通販でも購入することはできません。

国内通販で販売されている精力剤について

楽天やamazonなど、近年では様々な通販サイトが存在します。 近年はED治療薬に限りなく近い見た目、パッケージで商品が陳列されています。
これらの商品は、ED治療薬として販売されているわけではなく、サプリメント(栄養補助食品)として販売されているため、勃起を促進する医薬的効果はありません。
楽天やamazonで販売されるED治療薬に似た商品は、商品名も似たように寄せられているため、勘違いして購入される方が多いようです。

「昔の自分を取り戻す!」「連続で戦える!」「最後まで持続!」「奮い立たせる!」といったようなED改善を促すような言葉が書かれています。
ED治療薬を始めて購入する方のほとんどは、知識がない状態で購入される方が多くいらっしゃいます。

通販で売られている商品が「まがい物」ということはありませんが、ED治療薬ではなく、栄養補助食品の部類になるため、勃起に至ることはとても難しいといえます。
「体内に足りていない栄養素が補給され、結果的に勃起に繋がる」といったことは可能性として考えれますが、楽天やamazonなどの通販で売られているED改善を促進する商品を使用したことで、EDが改善するといったことはまずあり得ませんので、通販で精力剤を購入される場合は、理解された上で購入するようにしましょう。

安心安全のオンライン診療

厚生労働省より推奨されているオンライン診療であれば、自宅に居ながら診療を受けることができて、処方薬も自宅まで配送されます。
個人輸入でリスクの高いを取りながら医薬品を使用するよりも、医師による処方であるオンライン診療がより安全に医薬品を使用できます。

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理由やメリット

オンライン診療は、新型コロナウイルスの影響により解禁された、問診から処方までスマートフォンまたはパソコンで完結できる新たな診療方法になります。
オンライン診療では診療から処方までが最短10分程で終わり、国内から薬が即日発送されますので最短で翌日に届くのもオンライン診療のメリットです。
場所を問わず日本全国どこでも受診が可能となり、服用方法や持病との兼ね合いも確認できます。