ED(勃起不全)の原因と仕組み(メカニズム)

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ED(勃起不全)とは

ED(勃起不全)とは、「勃起機能の低下」を意味するErectileDysfunctionの略です。
専門的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が持続または再発すること」とされています。
つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起不全)となります。

勃起のメカニズム

  • 性的に興奮したり、性的刺激を受ける
    『視覚で(見る)妄想による(想像)触覚による(感触)聴覚で(聞く)嗅覚で(匂う)など』
  • 脳から神経を通じて勃起をするように脳から信号が伝達される
  • 陰茎の海綿体に血液が流れ込み勃起に至る
    『勃起症状が起きる』

以上の流れになります。
このような正常のメカニズムが様々な原因により阻害され正常に機能せず、勃起に至らない状態をED(勃起不全)といいます。
主な原因としては、加齢、喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、うつ病、前立腺肥大症、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸症候群、神経疾患などがあり、
また服用中の薬剤による副作用が原因でEDとなる場合もあります。
この原因を見ていただくと分かるように、単に「年のせい」だけでなく、メタボリック症候群のような生活習慣病もEDの大きな原因なのです。

勃起不全の原因

正常な男性の場合、性的刺激を受けると環状グアノシン一リン酸という物質が合成されます。この物質が陰茎海綿体の筋肉(平滑筋)を弛緩させ血流が増加し勃起に至ります。 しかし、生活週間病や心理的な原因により神経と血管の動きが不十分だと、陰茎海綿体への血流の流れ込みが足りず、勃起不全(ED)が起こります。
EDには大きく分けて『4つの原因』があると言われています。ご自身がどれに当てはまるかなど、原因を知ることでED改善の近道に繋がります。
EDにお悩みになられている方の人口は年々と増えており、決して珍しくない症状です
ED治療は、早期の対応・治療を心がけ改善することが重要になります。
しかし通院の手間などを考えると、治療に踏み出せない方が多くいらっしゃると思います。

  • 病院でEDと言いにくい
  • 回りの目が気になる
  • 誰にも知られたくない
  • みっともない、ださい

上記以外にもその他多数の意見もあります。ですが、現代においてEDに悩まれてる方の人口は大変多く、成人男性約2,800万人がEDに悩んでると言われています。
その中で中等度EDと完全EDの合計人口は約1,400万人を越えると言われています。
更に、完全ED患者の人口の割合は年々増加傾向にあります。
高齢化が進んでいることが原因ではなく20代、30代の若年層にも表れている傾向にあるのです。
自分がEDについて悩んでいることに恥ずかしさや、劣等感などで自己嫌悪になる必要はございません。 現代ではEDが世間一般的に蔓延している病態であることが円グラフから考えられます。

日本人成人男性の2人に1人がED 円グラフ

ED治療は自分自身のためだけではなくパートナーとの関係にも大きく影響していきます。
人間であれば誰もがパートナーとの行為に興奮、幸福感を感じることがあるでしょう。
また、異性と過ごす時間は一緒にいられるだけで幸福感を感じる事もあるかと思われます。見つめること、手を握る行為、語り合う空間、このような行動やシーンは、性の関わりであり、“幸福感”“安心感”を増すものといわれております。その結果性行為で男女の距離が縮まることも科学的に証明されています。
人は幸福感を感じることで下記のようなメリットに繋がります。

  • 仕事の意欲が湧く
  • 自分に自信がつく
  • 体調の改善
  • 人生が楽しくなる
  • 優しい
  • 穏やかな気持ちになる
  • 心に余裕ができる など

ED治療を行うことは、パートナーを満足させられることにも繋がりますが、何よりも自分への自信に繋がります。EDが原因で性行為が出来なくなると、自信を失い精神的に日常生活にも影響を与えるケースがございます。仕事へのモチベーションなどに悪影響になる場合やパートナーとの関係も悪化してしまうこともあるでしょう。
性行為でパートナーを十分に満足させることが出来なかった原因が自分にあったら、と考え込んでしまうケースも多くあります。
性行為で男女の距離が縮まるということは、反って満足できなければ縮まらない、といった可能性もあるでしょう。
パートナーとの最初の性行為に緊張することは至って一般的なことです。それは幸福感を感じている証拠ともいえます。
しかし、その緊張(プレッシャー)が原因で、勃起しないことや中折れしてしまうケースもあります。
緊張しないようにとお酒を飲んでリラックスした状態で挑むことで、反って充分な勃起力を得られず、結果満足に性行為が行えなかったなど心因性の原因が付きまといます。
ED治療は自分自身とパートナーを、そして周りの環境を改善することへの大きな課題なのです。

EDの原因となる4つの要因

ED(勃起不全)の原因は、『心因性ED』『器質性ED』『薬剤性ED』心因性と器質性の両方からくる『混合性ED』の4種類があげられます。

心不全ED
ストレスなどの心理的な影響によりEDが発症することを言います。
主な原因は、過度の緊張やストレス・過去のトラウマなどになります。 一番多いEDのパターンがこの心因性です。
器質性ED
高血圧・糖尿病・老化・下半身麻痺などの身体的要因でEDが発症することを言います。
外科的手術や、事故等による血管の損傷などもこれらに該当されます。
混合性ED
心因性EDと器質性EDが絡み合って生じます。
複数の要因が混合して発生しているEDを混合性EDと呼びますが、他の心因性EDや薬が原因のEDと比べても、原因の特定が難しいのが特徴です。
薬剤性ED
薬剤の中には一部、EDの原因を引き起こすものがあります。
末梢神経系の薬剤:麻酔薬、筋弛緩薬、鎮けい薬、抗コリン薬
消化管系の薬剤:麻酔薬、抗コリン薬、消化性潰瘍治療薬、鎮けい薬
循環器系の薬剤:利尿剤、降圧剤、不整脈治療薬、高脂血症用剤、血管拡張剤
中枢神経系の薬剤:解熱、抗うつ薬、消炎鎮痛剤、抗けいれん薬、抗不安薬、抗精神病薬、睡眠薬を含む向精神薬

EDの原因に関わる病気

勃起不全の原因となる4第要因【心因性・器質性・薬剤性・混合性】 この要因以外または関わる病気(疾患)が存在します。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。

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EDを引き起こす病気・疾患

ED治療のイメージ

「ED治療」と聞くと、「完全に勃起しなくなった場合の治療」と認知されやすい傾向にあります。
勃起はするが硬さが十分でない場合中折れをしてしまう場合などもEDの症状になりますので治療に向けて相談しましょう。
EDの症状は、多くの場合「血管の衰え」と関係しています。
徐々に悪化していく場合が多く、症状に気づいたときが治療を始めるタイミングと考えましょう。
ED治療薬の効果は、陰茎の血管を拡張させることで血流を上げ、陰茎を硬化することで勃起を促進するものです。従って、勃起はするが十分な硬さにならない場合や中折れをしてしまう場合は、ED治療薬により血流を補助してあげることで、改善が十分に期待できるということになります。
ED治療薬は大きく分けて3種類のタイプに分かれており、様々なケースに応じた治療薬を処方することが可能です。
EDは、少しでも勃起機能に不満があれば治療の対象になります。
お気軽に、そしてお早めに医師に相談するようにしましょう。

ED治療薬を服用した時に発生する頭痛について

ED治療薬の副作用で「頭痛」症状がございますが、この副作用はよく見られる傾向にあります。
この頭痛は性行為を行う上で、少々煩わしい症状と感じる方も少なくないようです。
この症状を軽減、解消する方法がございます。
なぜこういった症状が起きてしまうのかなどの仕組みと伴に解説いたします。

ED治療薬による頭痛の原因

ED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラ、ザイデナ)には血管拡張作用があります。陰茎海綿体の血管を拡張することで血流を良くし、勃起の促進を行います。
そのため、陰茎海綿体以外の血管も拡張されるため、副作用の一つとして頭痛が代表的に現れます。
ED治療薬は服用後、脳内の血管も拡張し周りにある神経が刺激されるため、頭痛が生じる場合があります。
これはお酒を飲んで生じる頭痛の仕組みと似ています。
よって日頃からお酒を飲むとよく頭痛がする方はED治療薬を服用しても頭痛を発症しやすい傾向にあります。
頭痛だけではなく、お酒を飲むと顔が赤くなりやすい方はED治療薬の服用でも頬が赤くなりやすい傾向にあります。

頭痛の対処法

ED治療薬を服用中に発生する頭痛は、ロキソニンやイブなどの鎮痛剤で対処を行うのが効果的です。
ロキソニンやイブなどの市販で購入が可能な鎮痛剤の抗炎症作用により、ED治療薬服用時の頭痛を緩和させます。
頭痛はED治療薬の成分量が多いほど発生リスクは高まります。
鎮痛剤以外の頭痛の対処方として、ED治療薬の成分量を下げるといった方法もあります。
しかし成分量を下げる行為はED治療薬の効果を正常に得ることが出来なくなる可能性もあるため、成分量を変更される際は頭痛の対処方法と共に医師に相談しましょう。

鎮痛剤服用について

鎮痛剤服用のタイミング

ED治療薬服用時に起こる頭痛の対処方法は、ロキソニンやイブなどの鎮痛剤の服用が効果的です。
鎮痛剤(ロキソニン、イブなど)服用のタイミングは、ED治療薬の作用時間の関係からED治療薬と同時に服用いただくのがベストです。
しかし、ED治療薬は空腹時に服用するのが効果的に対して、ロキソニンなどの鎮痛剤は空腹時に服用すると胃粘膜を荒らす副作用があります。
胃が弱い方は、胃薬と併用していただくのが無難な対処方法です。

鎮痛剤を併用する時の注意点

鎮痛剤は服用後15~20分くらいで効果が出て作用時間は約4~5時間です。ED治療薬と同時に服用して下さい。鎮痛剤を続けて服用する場合は4時間の間隔をあけて下さい。1日に服用できる錠数は60mgを3回(3錠:180mg)までとなります。
胃の弱い人は副作用で胃痛が出る可能性があるので胃薬と一緒に服用して下さい。
鎮痛剤を服用しても全く痛みが緩和されない場合が続くようであれば、服用を中止して医師にご相談下さい。

鎮痛剤を併用できない方

  • 消化性潰瘍のある方
    (プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがある)
  • 重篤な血液の異常のある方
    (血小板機能障害を起こし、悪化するおそれあり)
  • 重篤な肝障害のある方
    (副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれあり)
  • 重篤な腎障害のある方
    (急性腎不全、ネフローゼ症候群等の副作用を発現することがある)
  • 重篤な心機能不全のある方
    (腎のプロスタグランジン生合成抑制により浮腫、循環体液量の増加、心臓の仕事量の増加で症状を悪化するおそれあり)
  • アスピリン喘息又はその既往歴のある方
    (アスピリン喘息発作の誘発及び非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発するおそれあり)
  • 本剤の成分に過敏症の既往歴がある方
  • 15歳未満の小児

ED治療薬を服用した時に発生する胸焼けについて

ED治療薬による胸焼けの原因

ED治療薬には、陰茎海綿体平滑筋を弛緩させることで海綿体への血流量が増加、海綿体で血液が貯留され勃起の持続を促す作用があります。
稀に陰茎海綿体平滑筋以外の平滑筋も弛緩(緩める)させてしまうことがあります。
自分の意志では動かすことのできない筋肉を不随意筋といい、平滑筋は自律神経の支配下にある心筋以外の不随意筋で血管壁、胃、食道、小腸、大腸のそれぞれに存在します。
平滑筋は胃にあるものが食道に逆流しないように働きかけていますが、弛緩されることで胃酸が逆流して胸やけや、胃部不快感、胃食道逆流症といった症状があらわれます。

各薬剤のインタビューフォームの胃腸障害によるデータ(下痢、消化不良胃部不快感、胃食道逆流性症、等)によると
・バイアグラ/50mg9.78%(511例中50件)・レビトラ20mg/6.52%(7993例中521件)・シアリス20mg/12.4%(1493件中185件) というそれぞれの発症率が確認されています。

緩やかでマイルドな効果のシアリスは循環器(ほてり、潮紅など)、感覚器(眼痛、眼の充血など)では、バイアグラ、レビトラと比較しても副作用の発症率は低いようですが、胃腸に関わる副作用発症率は若干多いようです。

バイアグラのインタビューフォームデータはこちら>>

レビトラのインタビューフォームデータはこちら>>

シアリスのインタビューフォームデータはこちら>>

胸焼けの対処法

ED治療薬の副作用「胸焼け」に対する対処法としては、胃酸を抑制することで胸焼けは治まります。
「ガスター10」「シオノギ胃腸薬K細粒」「セルベール」「サクロン」「第一三共胃腸薬」など市販薬の胃腸薬で対処することができます。
その中でも、食前などに服用できるものを選びましょう。

市販胃腸薬について

ガスター10
(H2ブロッカー)
サクロン パンシロン
分類 第一類医薬品 第二類医薬品 第二類医薬品
主成分 ファモチジン 銅クロロフィリンカリウム 水酸化マグネシウム
飲み方 症状があらわれた時いつでも 食前 食前/食後
最安値価格(税込) 12錠/1,078円 10包/871円 30錠/1,081円
タイプ 錠剤/散剤 細粒/錠剤 細粒/錠剤/顆粒

ガスター10は副作用症状が出たらいつでも服用できるので臨機応援に服用することができます。 また、服用から30分ほどで効果が現れるので利便性の良い胃腸薬です。

胃腸薬の服用について

胃腸薬服用のタイミング

前述でもご説明のように胃腸薬は市販薬でもかなりの種類がありますが、「食後」に服用する胃腸薬より「食前」に服用できるものが良いでしょう。
食後に服用する胃腸薬は食後に飲むことで主成分の吸収が良くなりますが、食前に飲んでしまうと胃が逆に荒れてします可能性があります。

胃腸薬の注意点

【飲み方】
▼胃薬にも副作用がある
▼基本的胸焼けを発現してから胃薬を服用
▼胸焼けの発現予測ができる場合は事前に服用

胸焼け症状発現率の高いシアリスですが、シアリス服用前後の食事内容で胸焼け症状に影響がでます。

シアリスは最大36時間という長時間の間効果を得られるため、効果中の食事は胸焼けを起こさないような食事を摂りましょう。

【胸焼けを避ける食べ方】
▼よく咀嚼する⇒(消化しやすくなる)
▼消化の良いものを食べる⇒(胃に負担がかかりにくい)
▼腹八分目を目安にする⇒(食べ過ぎは胃酸が発生しやすい)
▼食べた後はすぐ横にならない⇒(胃酸が逆流しやすくなる)
▼脂質の多い物、刺激物(辛い物、炭酸など)が強いもの⇒(胃酸過多や胃の動きを鈍らせる)

胃腸薬が飲めない方

胃腸薬の主成分などによって併用できない方がいます。
こちらでは、前述で紹介したガスター10、サクロン、パンシロンを服用できない方についてご説明いたします。

ガスター10(H2ブロッカー)が飲めない方

・主成分(ファモチジン)やH2ブロッカーの服用でアレルギー症状を起こしたことがある
・抗生物質、抗がん剤、ステロイド剤、アゾール系抗真菌剤を現在服用中
・血液の病気、胃・十二指腸や腎臓・肝臓・心臓の病気、喘息・リウマチなど免疫系の病気がある
・血小板数、赤血球数、白血球数が少ないなど血液異常がある
・小児(15歳未満)/高齢者(80歳以上)
・妊婦又は妊娠していると思われる方

サクロンが飲めない方

・主成分(ファモチジン)やH2ブロッカーの服用でアレルギー症状を起こしたことがある
・抗生物質、抗がん剤、ステロイド剤、アゾール系抗真菌剤を現在服用中
・血液の病気、胃・十二指腸や腎臓・肝臓・心臓の病気、喘息・リウマチなど免疫系の病気がある
・血小板数、赤血球数、白血球数が少ないなど血液異常がある
・小児(15歳未満)/高齢者(80歳以上)
・妊婦又は妊娠していると思われる方

ED治療にかかる費用

ED治療に向けて入れておきたい知識として、ED治療にどれくらいの費用が掛かるイメージがありますか?
ED治療薬市場で調査を行ってまとめた結果、費用が高くかかると思われていられる方が多い傾向にあります。
実際の相場として、ED治療にかる費用は錠剤タイプで約¥2,000前後、ジェネリック薬品では¥1,500程度です。

今年2022年4月からED治療薬は保険適応となりましたが、「不妊治療目的」に限り保険適用となり、不妊治療を行っていない場合は処方されないといった基準が高く設定されています。

近年ではオンライン診療という診療方法が厚生労働省より推奨されています。
場所を問わず待ち時間が不要なことから一番手軽に受けられる受診方法と言えます。
お薬も自宅まで配送となるため、来院する必要がなくインターネット環境があれば受診が可能です。
この機会に是非ご検討されてみてはいかがでしょうか。