ED治療薬には併用禁忌薬と併用注意薬がございます。
併用(一緒に服用)した場合、作用の減弱、副作用の増強など体に悪影響を及ぼし健康被害に見舞われるおそれがあります。
新たに別の科、別の病院にかかるときは、必ず服用中の薬のことを必ず伝えておきましょう。
医師や薬剤師の適切な判断により、飲み合せの悪い薬は避けられます。
ED治療薬のバイアグラ・レビトラ・シアリスそれぞれに多数の併用禁忌薬・注意薬が存在します。
現在服用されている薬が該当された場合、ED治療薬の服用が適さないため服用は控えてください。
バイアグラ(ジェネリック医薬品含む)併用禁忌薬
※記載された薬剤は該当の一部になります。
塩酸アミオダロン製剤
- アイスラール錠20mg
- アイトロール錠10mg/20mg
- アイロクール錠20mg
- 亜硝酸アミル
- アパティアテープ
- アンタップ/R
- イソコロナールRカプセル
- イソニトール錠20
- イソピット
- イソモニット錠20mg
- エスタット錠5mg
- L-オーネスゲン錠
- カリアントSRカプセル20mg
- 冠動注用ミリスロール0.5mg/10mL
- コバインター錠5mg
- コンスピット錠
- サークレス注0.05%/0.1%
- サワドールL錠
- サワドールテープ40mg
- ジアセラL錠/シアセラL錠20mg
- シグマート錠2.5mg/5mg
- シグマート注2mg/12mg/48mg
- シグランコート錠2.5mg/5mg
- ジドレンテープ
- シベラント錠5mg
- 硝酸イソソルビド錠(ツルハラ)
- 硝酸イソソルビドテープ[EMEC]
- シルビノール錠5mg
- ステンベルガー錠5mg
- ソプレロール錠20mg
- タイシロール錠20mg
- ニコランジス錠2.5mg/5mg
- ニコランジル点滴静注用2mg「サワイ」
- ニコランジル点滴静注用12mg「サワイ」
- ニコランジル点滴静注用48mg「サワイ」
- ニコランタ錠5
- ニコランマート錠/ニコランマート錠5mg
- ニトプロ持続静注液6mg/30mg
- ニトプロ注2mL/10mL
- ニトラステープ/ニトラステープ40mg
- ニトルビン錠
- ニトロールRカプセル20mg
- ニトロール錠/ニトロール錠5mg
- ニトロールスプレー
- ニトロール持続静注25mgシリンジ
- ニトロール注5mg/50mg/100mg/5mgシリンジ
- ニトロール注バッグ50mg/100m
- ニトログリセリン舌下錠0.3mg[NK]
- ニトログリセリン注25mg[HK]/50mg[HK]
- ニトロダームTTS
- ニトロバイド錠5mg
- ニトロペン舌下錠0.3mg
- ニプラジロールPF点眼薬0.25%「日点」
- ニプラジロールPF点眼液0.25%「TOA」
- ニプラジロールPF点眼液0.25%「サワイ)
- ニプラジロールPF点眼液0.25%「ニッテン」
- ニプラジロールPF点眼液0.25%「わかもと」
- ニプラジロール点眼液0.25%
- ハイパジールコーワ錠3/錠6
- ハイパジールコーワ点眼液0.25
- バソレーター注5mg/注50mg
- バソレーターテープ27mg
- バンソレータ軟膏
- バンリール錠20m
- フランドル錠20mg
- フランドルテープ40mg
- ヘルピニン-Rカプセル
- ミオコールスプレー0.3mg
- ミオコール注5mg/50mg
- ミニトロテープ27mg
- ミリステープ5mg
- ミリスロール注1mg/2mL
- ミリスロール注5mg/10mL
- ミリスロール注25mg/50mL
- ミリスロール注50mg/100mL
- メディトランステープ27mg
- リファタックL錠
- リファタックテープ40mg
- リベラステープ
バイアグラ(ジェネリック医薬品含む)併用注意薬
チトクローム P450 3A4 誘導薬
- エファビレンツ
- カルバマゼピン
- ネビラピン
- フェニトイン
- フェノバルビタール
- ボセンタン
- リファンピシン
チトクローム P450 3A4 誘導薬の臨床症状について
本剤は主として肝ミクロソームの【チトクローム P450 3A4】によって代謝されることから、この酵素を誘導する薬剤(ボセンタン、リファンピシン等)との併用は本剤の血漿中濃度が低下するおそれ があると記されています。
チトクローム P450 3A4 阻害薬
- イトラコナゾール
- インジナビル
- エチニルエストラジオール
- エリスロマイシン
- クラリスロマイシン
- ケトコナゾール
- サキナビル
- シクロスポリン
- シメチジン
- トリアセチルオレアンドマイシン
- フルコナゾール
- ベラパミル
- リトナビル
チトクローム P450 3A4 阻害薬の臨床症状について
リトナビル、エリスロマイシン、シメチジンとの併用により、バイアグラの血漿中濃度が上昇、最高血漿中濃度(Cmax)がそれぞれ
3.9倍、2.6倍、1.5倍に増加し、血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)がそれぞれ10.5倍、2.8倍、1.6倍に増加した。
低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与することとされています。
降圧剤
降圧剤の臨床症状について
アムロジピンとの相互作用について海外データによると、アムロジピン5mgまたは10mgを常時服用している本態性高血圧症患者「16」例を対象に、アムロジピンの薬物動態及び血行動態に及ぼすシルデナフィルの影響を二重盲検クロスオーバー法により検討された。
アムロジピンを空腹時に投与し、その2時間後(食後約2時間)にシルデナフィル100mgまたはプラセボを単回併用投与する。
その結果、シルデナフィル併用群ではプラセボ併用群に比べ心拍数の基準値からの有意な上昇と仰臥位(仰向けの状態)及び立位における収縮期及び拡張期血圧の基準値からの有意な低下が認められました。
これは、アムロジピンとシルデナフィルを併用することで低血圧になり立ち眩みや目眩といった副作用が強く発現してしまうため注意が必要です。
α遮断剤
α遮断剤の臨床症状について
ドキサゾシンとの相互作用について、外国人データの報告によれば、ドキサゾシンにて治療を行っている前立腺肥大症に伴う排尿障害患者(55~75歳)「17」例を対象に、ドキサゾシン(4
mgまたは8mg)の薬物動態及び血行動態に及ぼすシルデナフィルの影響を二重盲検クロスオーバー法により検討されました。
2週間にわたり1日/1回ドキサゾシンを経口投与した後に、シルデナフィル25mgまたはプラセボを単回併用投与する。
その結果、シルデナフィル25mg併用群ではプラセボ併用群に比べ心拍数の基準値からの有意な上昇(仰臥位3.7拍/分:立位6.5拍/分)と、仰臥位血圧において平均で収縮期7.4mmHg、拡張期6.8mmHgの追加低下が認めています。
これは降圧剤の併用時に起こす現象と同様「立ち眩み、目眩」の症状に見舞われることが予測されます。
カルペリチド
カルペリチド臨床症状について
急性心不全治療剤であるカルペリチドは、α型ヒトナトリウム利尿ペプチドの受容体に結合し、膜結合性グアニル酸シクラーゼを活性化させることにより細胞内cGMPを増加させ、それに基づき血管拡張作用や利尿作用等を示します。
一方、本剤は陰茎海綿体のcGMP分解を司るPDE5を阻害することによりcGMP分解を抑制し、海綿体の平滑筋弛緩、血管拡張により勃起を促します。 現在までのところ、本剤とカルペリチドとの相互作用に関する臨床並びに基礎実験データはないが、併用により両剤の血管拡張作用による降圧作用が増強されます。
バイアグラが適応されない方
- バイアグラの成分に対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある
- 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中の方
- アミオダロン塩酸塩(経口剤)を投与中の方
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中の方
- 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方
- 重度の肝機能障害のある方
- 低血圧の方(最大血圧90mmHg未満または最小血圧50mmHg未満)
- 治療による管理がされていない高血圧の方(安静時収縮期血圧170mmHg以上、または最小血圧が100mmHg以上)
- 脳梗塞、脳出血や心筋梗塞の既往歴が6ヶ月以内にある方
- 網膜色質変性症(進行性の夜盲症)と診断された方
- 未成年の方
バイアグラの服用に注意が必要な方
- 合併症・既往歴等のある方
- 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以前にある方
- 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie 病等)のある方
- 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある方
- PDE5阻害薬又は他の勃起不全治療薬を投与中の方
- 出血性疾患又は消化性潰瘍のある方
- 多系統萎縮症(Shy-Drager 症候群等)のある方
- 網腎機能障害(重度の腎障害:Ccr<30 mL/min)のある方
- 肝機能障害のある方
- 生殖能を有する
- 妊婦
- 授乳婦
- 小児等
レビトラ(ジェネリック医薬品含む)併用禁忌薬
塩酸アミオダロン製剤
- アミオダロン塩酸塩錠100mg「サワイ」
- アミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」
- アンカロン錠100
- アンカロン注150
硝酸剤 (飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)
- アイスラール錠20mg
- ニトプロ持続静注液6mg/30mg
- アイトロール錠10mg/20mg
- ニトプロ注
- アイロクール錠20
- ニトラステープ
- 亜硝酸アミル「三共」
- ニトルビン錠5
- アパティアテープ
- ニトロールRカプセル20mg
- アンタップ
- ニトロール持続静注25mgシリンジ
- イソコロナールRカプセル
- ニトロール錠5mg
- イソニトール錠20
- ニトロールスプレー
- イソピット
- ニトロール注5mg/50mg/100mg
- イソモニット錠20mg
- ニトロール注5mgシリンジ
- エスタット錠5mg
- ニトロール注バッグ50mg/100mg
- L-オーネスゲン錠
- ニトログリセリン錠山川
- カリアントSRカプセル20mg
- ニトログリセリン舌下錠0.3mg[NK]
- 冠動注用ミリスロール0.5mg/10mL
- ニトログリセリン注25mg/50mg[HK]
- コバインター錠5mg
- ニトロダームTTS
- コンスピット錠
- ニトロバイド錠5mg
- サークレス注0.05%/0.1%
- ニトロペン舌下錠0.3m
- サワドールL錠
- ハイパジールコーワ錠3/6
- サワドールテープ40m
- バソレーター注5mg/注50mg
- ジアセラL錠/L錠20mg
- バソレーターテープ27mg
- シグマート錠2.5mg/5mg
- バソレーター軟膏
- シグマート注2mg/12mg/48mg
- バンリール錠20m
- シグランコート錠2.5mg/5m
- フランドル錠20mg
- ジドレンテープ
- フランドルテープ40mg
- シベラント錠5mg
- ヘルピニン-Rカプセル
- 硝酸イソソルビド錠(ツルハラ)
- ミオコールスプレー0.3mg
- 硝酸イソソルビドテープ[EMEC]
- ミオコール注5mg/50mg
- シルビノール錠5mg
- ミニトロテープ27mg
- ステンベルガー錠5mg
- ミリステープ5mg
- ソプレロール錠20mg
- ミリスロール注
- タイシロール錠20mg
- メディトランステープ27mg
- ニコランジス錠2.5mg/5mg
- リファタックL錠
- ニコランタ錠5
- リファタックテープ40mg
- ニコランマート錠5mg
抗ウイルス薬(HIV治療薬)
- インビラーゼカプセル200mg
- インビラーゼ錠500mg
- カレトラ錠
- カレトラ・ソフトカプセル
- カレトラ・リキッド
- クリキシバンカプセル/200mg
- ノービア・ソフトカプセル100mg
- ノービア・リキッド
- フォートベイスカプセル
- ブリジスタ錠300mg
- レイアタッツカプセル150mg/200mg
- レクシヴァ錠70
内服の抗真菌薬(水虫などのカビによる感染症の治療薬)
- イコナゾンカプセル50
- イデノラートカプセル50mg
- イトラートカプセル50
- イトラコナゾール錠50/100「MEEK」
- イトラコネート錠50mg
- イトラコンカプセル50
- イトラリール錠50/100
- イトリゾールカプセル5
- イトリゾール注1%
- イトリゾール内服液1%
- トラコナ錠50mg/100mg
抗不整脈薬
- アジマリン錠50「イセイ」
- アジマリン錠「ヨウシン」
- アミサリン錠125mg/250mg
- アミサリン注
- ジソピラR錠
- ジソピラミドカプセル100mg「タイヨー」
- ジソピランカプセル
- シノベジール錠50mg/100mg
- シベノール錠50mg/100mg
- シベノール注射液
- シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「サワイ」
- シンビット静注用50m
- ソタコール錠40mg/80mg
- ソピラート「カプセル」/カプセル100mg
- タイリンダーR錠
- タイリンダーカプセル
- チヨバンカプセル50mg/100mg
- ノルペース50mg/100mg
- ノルペースCR錠
- ピメノールカプセル50mg/100mg
- ファンミルR錠
- ファンミルカプセル
- リスピンR錠150mg
- リスピンカプセル100mg
- リスモダンR錠150mg
- リスモダンカプセル50mg/100mg
- リスモダンP静注50mg
- リスラミドR錠150mg
- リゾラミドR錠
- リゾラミドカプセル
- 硫酸キニジン錠
- 硫酸キニジン錠「ホエイ」
- 硫酸キニジン「ホエイ」
レビトラ(ジェネリック医薬品含む)併用注意薬
CYP3A4を阻害する薬剤
- アナストロゾール
- アプレピタント
- アモキシシリン
- エチニルエストラジオール
- エリスロマイシン
- クラリスロマイシン
- シクロスポリン
- ノルフロキサシン
- ビカルタミド
- フィダキソマイシン
- フルコナゾール
- フルボキサミンマレイン酸塩
- ホスアプレピタントメグルミン
- ラベプラゾール等
エリスロマイシンの臨床症状について
エリスロマイシンとの併用により、降圧作用が増強あるいは本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあります。
健康成人男子「12」例に対し、エリスロマイシン500mg1日3回反復投与時にバルデナフィル5mgを空腹時単回投与した場合、バルデナフィルのAUC及びCmaxが単独投与時と比較してそれぞれ4倍及び3倍に増加した報告がされています。
バルデナフィル5mgの投与で血漿中濃度が3倍、4倍となるので、20mgとなればそれ以上の上昇率が予測されますのでご注意ください。
ビカルタミドの臨床症状について
ビカルタミドはCYP3A4阻害作用を有する、前立腺癌を適応症とする非ステロイド性の抗アンドロゲン薬です。
バルデナフィルは前立腺癌治療中の患者にも投与される可能性があることから、ビカルタミドと併用される可能性があります。
本剤とビカルタミドとの薬物相互作用試験は実施されておらず、国内外臨床試験においても、抗アンドロゲン薬を服用している患者を試験対象から除外していたことから、本剤とビカルタミドが併用された症例はありません。
しかしながら、主にCYP3A4により代謝される本剤とCYP3A4を阻害するビカルタミドとを併用した場合、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあります。
バルデナフィル5mgの投与で血漿中濃度が3倍、4倍となるので、20mgとなればそれ以上の上昇率が予測されますのでご注意ください。
α遮断薬
- ウラピジル
- タムスロシン
- テラゾシン
- ドキサゾシンメシル
- ブナゾシン
- プラゾシン等
α遮断薬の臨床症状
海外で実施されたα遮断薬(テラゾシン、タムスロシン)との相互作用試験において、血圧低下例がみられたことから、α遮断薬との併用により、症候性低血圧があらわれるおそれがあります。
レビトラが適応されない方
- 硝酸剤を使用中の方
- レビトラの成分に対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方
- 心血管系障害などにより、医師から性行為が不適当だと診断された方
- 先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方や、現在、抗不整脈を使用中の方
- 6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血や心筋梗塞を起こした方
- 重い肝障害のある方
- 血液透析が必要な腎障害のある方
- 低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の方
- 高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の方
- 不安定狭心症の方
- 抗ウイルス薬(HIV治療薬)、抗真菌薬(内服)を使用中の方
- 網膜色素変性症(進行性の夜盲)の方
- 女性の方
- 未成年の方
レビトラの服用に注意が必要な方
- 合併症・既往歴等のある方
- 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある方
- 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある方
- PDE5阻害薬又は他の勃起不全治療薬を投与中の方
- 出血性疾患又は消化性潰瘍のある方
- 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie 病等)のある方
- 大動脈弁狭窄症、特発性肥大性大動脈弁下狭窄症等、左室流出路の閉塞のある方
- 血液透析が必要な腎障害のある方
- 中等度・重度の肝障害のある方
- 生殖能を有する
- 女性の方
- 妊婦
- 授乳婦
- 未成年
- 小児等
- 高齢者
シアリス(ジェネリック医薬品含む)併用禁忌薬
硝酸剤 (飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)
- アジマリン錠50「イセイ」
- アジマリン錠「ヨウシン」
- アミサリン錠125mg/250mg
- アミサリン注
- ジソピラR錠
- ジソピラミドカプセル100mg「タイヨー」
- ジソピランカプセル
- シノベジール錠50mg/100mg
- シベノール錠50mg/100mg
- シベノール注射液
- シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「サワイ」
- シンビット静注用50m
- ソタコール錠40mg/80mg
- ソピラート「カプセル」/カプセル100mg
- タイリンダーR錠
- タイリンダーカプセル
- チヨバンカプセル50mg/100mg
- ノルペース50mg/100mg
- ノルペースCR錠
- ピメノールカプセル50mg/100mg
- ファンミルR錠
- ファンミルカプセル
- リスピンR錠150mg
- リスピンカプセル100mg
- リスモダンR錠150mg
- リスモダンカプセル50mg/100mg
- リスモダンP静注50mg
- リスラミドR錠150mg
- リゾラミドR錠
- リゾラミドカプセル
- 硫酸キニジン錠
- 硫酸キニジン錠「ホエイ」
- 硫酸キニジン「ホエイ」・アイトロール錠10mg/20mg
- アイスラール錠20mg
- アイロクール錠20mg
- 亜硝酸アミル
- アデムパス
- アパティアテープ
- アミオダロン
- アンタップ/R
- イソコロナールRカプセル
- イソニトール錠20
- イソピット
- イソモニット錠20mg
- イブステン錠5
- エスタット錠5mg
- L-オーネスゲン錠
- カリアント錠1
- カリアントTPカプセル
- 冠動注用ミリスロール0.5mg/10ml
- コバインター錠5mg
- コンスピット錠
- サークレス注0.05%/0.1%
- サワドールL錠
- サワドールテープ/S
- ジアセラL錠
- シグマート錠2.5mg/5mg
- シグマート注2mg/12mg/48mg
- シグランコート錠2.5mg/5mg
- ジドレンテープ
- シベラント錠5mg
- シルビノール錠5mg
- 硝酸イソソルビド錠(ツルハラ)
- 硝酸イソソルビドテープ[EMEC]
- 硝酸剤及びNO供与剤
- ステンベルガー錠5mg
- スレンドミン錠
- セラモンテ錠
- ソプレロール錠20mg
- タイシロール錠20mg
- ニコランジス錠2.5mg/5mg
- ニコランタ錠5
- ニコランマート錠
- ニコランジル
- ニトソルビド注0.05%/0.1
- ニトプロ注
- ニトラステープ
- ニトルビン錠5
- ニトロールRカプセル20mg
- ニトロールスプレー
- ニトロール錠
- ニトロール注5mg/50mg/100mg
- ニトログリセリン錠山川
- ニトログリセリン注-ACC
- ニトロシンパフ
- ニトロスロー錠
- ニトロダームTTS
- ニトロバイド錠5mg
- ニトロフィックス5/10
- ニトロペン錠
- ニトロラム
- ニプラノール点眼液
- ハイパジールコーワ錠3/錠6
- ハイパジールコーワ点眼液
- バソレーターRB2.5
- バソレーター注5mg/注50mg
- バソレーターテープ
- バソレーター軟膏
- フランドル
- フランソルテープS
- ペネティISDNテープ
- ヘルツァーS
- ヘルピニン-Rカプセル
- ホクスノールLカプセル
- ミオコールスプレー
- ミニトロテープ
- ミリステープ
- ミリスロール注
- ミリスロールテープ
- メズサビド錠5
- メディトランステープ
- メディトランスニトロ
- ラブノールRカプセル
- リファタックL錠
- リファタックテープS
- リベラステープ
- リオシグアト
- SGC刺激剤等
シアリス(ジェネリック医薬品含む)併用注意薬
CYP3A4阻害剤
- イトラコナゾール
- ケトコナゾール
- クラリスロマイシン
- テラプレビル
- グレープフルーツジュース等
ケトコナゾールの臨床症状について
タダラフィルは主に薬物代謝酵素CYP3A4を介して代謝されます。
ケトコナゾール等のCYP3A4阻害剤との併用により、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあります。
特に、ケトコナゾール等の強力なCYP3A4阻害作用を有する薬剤との併用は本剤の曝露量が増加するため、投与量や投与間隔の調節を考慮する必要があります。
CYP3A4を強く阻害する薬剤を併用する場合には、低用量(5mg)から開始し、投与間隔を十分にあける(10mgを投与する場合は投与間隔を48時間以上)など、慎重に投与する必要があります。
なお、安全性を考慮し、投与量は10mgを超えないこととしています。
【ケトコナゾールとの相互作用試験】
• 外国人健康成人男性「12」例を対象に、ケトコナゾール400mg(1日1回反復経口投与、国内未発売)と本剤20mgを併用投与。
結果、本剤のAUC0-∞は312%、Cmaxは22%上昇し、みかけのクリアランスは約76%低下したとの報告があります。
• 外国人健康成人男性「18」例を対象に、ケトコナゾール200mg(1日1回反復経口投与)と本剤10mgを併用投与。
結果、本剤のAUC0-∞は107%、Cmaxは15%上昇したでーたが確認されています。
CYP3A4誘導剤
- アナストロゾール
- エチニルエストラジオール
- エリスロマイシン
- クラリスロマイシン
- シクロスポリン
- フェノバルビタール
- フィダキソマイシン
- フルコナゾール
- フェニトイン
- リファンピシン等
CYP3A4誘導剤の臨床症状について
バルデナフィルは主に薬物代謝酵素CYP3A4により代謝されます。
リファンピシン等のCYP3A4誘導剤との併用により、本剤の血漿中濃度が低下するおそれがあるので、併用投与の際は注意が必要です。
<リファンピシンとの相互作用試験>
• 外国人健康成人男性18例を対象に、本剤とリファンピシンを併用投与した結果、本剤の血漿中濃度が低下。
また、みかけのクリアランスは約8.5倍増加し、AUC0-∞(88%減少)及びCmax(46%低下)に臨床的に有意な低下が認められたというデータがあります。
HIVプロテアーゼ阻害剤
- インジナビル
- サキナビル
- ダルナビル
- リトナビル等
HIVプロテアーゼ阻害剤の臨床症状
バルデナフィルは主に薬物代謝酵素CYP3A4により代謝されます。
CYP3A4阻害作用を有するリトナビル等のHIVプロテアーゼ阻害剤との併用により、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあるので、併用投与の際は注意が必要です。
<リトナビルとの相互作用試験>
• 外国人健康成人男性「8」例を対象に、リトナビル200mg(1日2回)と本剤20mgを併用投与した結果、本剤のの血漿中濃度は同程度であったが、AUC0-∞は124%増加。
•
外国人健康成人「16」例を対象に、リトナビル500mg又は600mg(1日2回投与)と本剤20mgを併用投与した結果、本剤の血漿中濃度はいずれも約30%低下したが、AUC0-∞はそれぞれ約48%及び18%(統合すると32%)増加した報告があります。
シアリスが適応されない方
- ニトログリセリンなどの硝酸剤・アデムパス(リオシグアト)を使用中の方
- シアリスの成分に対して過敏症(アレルギー)を起こしたことがある方
- 心血管系障害などにより医師から性行為を控えるように言われた方
- 不安定狭心症のある方、又は性行為中に狭心症を起こしたことのある方
- 3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方
- 6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方
- 治療による管理のされていない不整脈の方
- 低血圧の方(最大血圧90mmHg未満又は最小血圧が50mmHg未満)又は治療による管理がなされていない高血圧の方(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上
- 重い肝障害のある方
- 網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄)の方
- 未成年の方
シアリスの服用に注意が必要な方
- 合併症・既往歴等のある方
- 陰茎の構造上欠陥(屈曲、陰茎の線維化、Peyronie病等)のある方
- 持続勃起症の素因となり得る疾患(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等)のある方
- PDE5阻害薬又は他の勃起不全治療薬を投与中の方
- 出血性疾患又は消化性潰瘍のある方
- 重度勃起不全患者の方
- コントロールが十分でない高血圧患者の方
- α遮断剤を投与中の方
- チトクロームP450 3A4(CYP3A4)を強く阻害する薬剤を投与中の方
- 生殖能を有する
- 女性の方
- 妊婦
- 授乳婦
- 未成年
- 小児等
- 高齢者
硝酸薬を使用されている方へ
特に硝酸薬(飲み方・舌下錠・貼り薬・注射・吸入剤など)を使っている方は、
決してバイアグラを使用しないでください。
ニトログリセリンを服用されている方は血圧が危険なレベルまで下がり、死に至ることがありますので、絶対にバイアグラを服用しないでください。
また、服用されている薬の成分がご不明な方は、薬の名称を控えて、必ず医師にご相談ください。
柑橘系のフルーツに注意
グレープフルーツなどの柑橘類(夏ミカン・はっさく・ブンタン(ザボン)・スウィーティー・晩白柚・金柑・ライムなど)のフルーツには、フラノクマリンという成分が含有されています。
柑橘系以外の食品で代表的な物がイチジクやざくろなどです。
ジメチルアリル二リン酸 および7-ヒドロキシクマリンのカップリングによって生合成される、
有機化合物の一種です。
フラノクマリンとED治療薬の成分が化学反応を起こし、代謝が遅れ薬が効きすぎたり、
思いもよらぬ副作用が発現するため必ず併用を避けてください。
また、現在服用されている薬の、内容成分が分からない方は、薬名を分かるようにしていただき、必ず医師にご相談ください。
ステンドラ・ザイデナについて
次世代となるハイスペックなステンドラとザイデナですが、どちらもバイアグラ同様「PDE5阻害剤」に該当するため、併用禁忌や併用注意がそれぞれ存在します。
ステンドラ併用禁忌薬 | |
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アミオダロン塩酸塩 | (アンカロン錠) 併用により、QTc延長作用が強く現れる可能性あり |
硝酸剤・NO供与剤 | (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硫酸イソソルビド) 併用により、降圧作用が強くなる可能性あり |
強いCYP3A4阻害剤 | アタザナビル、インジナビル、クラリスロマイシン、ケトコナゾール サキナビル、テリスロマイシン、ネルフィナビル、リトナビルなど |
ザイデナ併用禁忌薬 | |
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アミオダロン塩酸塩 | アミオダロン塩酸塩/アンカロン |
NO(一酸化窒素)供与剤 | (亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニトログリセリンなど) |
硝酸剤 | すべての硝酸剤タイプ(内服・外用・点眼・スプレーなど) |
抗真菌薬 | イトラコナゾール、トラコナ錠など |
抗ウイルス薬 | HIV治療薬 |
ステンドラ併用注意 | |
柑橘類 | グレープフルーツなどの柑橘類に含まれるフラノクマリン酸は、 薬の成分の代謝を阻害する働きと、副作用が強くあらわす効果を示す。 |
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α遮断薬、降圧剤 | ((アムロジビン、ドキサゾシンなど) 併用すると降圧作用が増強。 急激な血圧低下によって、めまい・立ち眩みなどの症状が現れる。 |
CYP3A4誘導剤 | (リファンピシン、フェニトイン、フェノバルビタールなど) 併用すると、ステンドラの代謝が促進され、ED薬としての効果が阻害される。 |
中程度のCYP3A4阻害剤 | (アンプレナビル、エリスロマイシン、ジルチアゼム、フルコナゾール、ベラパミルなど) 併用すると、ステンドラの代謝を遅れ、副作用が強く現れる可能性あり。 |
ザイデナ併用注意 | |
ヒスタミンH2受容体拮抗薬 | アムロジピン、シメチジン、ファモチジン、ロキサチジン、ラフチジンなど |
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プロテアーゼ阻害薬 | インジナビル、ダルナビル、プリジスタ、プリジスタナイーブ、リトナビル、など |
抗生物質 | バンコマイシン、リファンピシン、シプロフロキサシン、テトラサイクリンなど |
降圧薬 | ドキサゾシン、バルニジビン、ニカルジピン、ノルバスク、ランデルなど |
血管拡張薬 | アダラート、カルブロック、ジルチアゼム、ワソラ、など |
抗抗真菌薬 | イトラコナゾール、ケトコナゾール、ニゾラールなど |
抗不整脈薬 | アミサリン、アデノロール、キニジン、ベラパミルなど |
マクロライド系抗生物質 | エリスロマイシン、テリスロマイシンなど |
これらは、ごく一部を記したものです。
ED治療薬をお求めの方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスに記載の併用禁忌薬などもご参考のうえ、現在服用されている医薬品が該当された場合は、かかりつけの医師に一度ご相談下さい。
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