
アフターピル服用方法
アフターピルの正しい飲み方
避妊失敗の性行為後、1錠を水またはぬるま湯で服用します。
レボノルゲストレル錠(ノルレボジェネリック)、エラ共に性行為から早期服用で避妊効果を高めることができます。
これは、時間の経過と共にアフターピルの避妊効果が低下していくためです。
アフターピルを服用する上で一番大切な事は可能な限り早い服用をすることです。
レボノルゲストレル錠とエラを比較した時、エラ(120時間)の方が低下速度は緩やかで高い避妊効果があります。
レボノルゲストレル錠(ノルレボジェネリック)の場合
性行為後、72時間(3日)以内で速やかに1錠を水またはぬるま湯で服用して下さい。
エラ(ウリプリスタル酢酸エステル)の場合
性行為後、120時間(5日)以内で速やかに1錠を水またはぬるま湯で服用して下さい。
お茶・コーヒーなどカフェインを含んだもので服用すると、副作用が強く出てしまう恐れがあります。
有効時間超過後にアフターピルを服用した時の避妊効果
72時間(レボノルゲストレル)、120時間(ウリプリスタル酢酸エステル)を超過したあとに服用しても、避妊効果が0になるわけではありません。
しかし、推奨時間を過ぎてからの服用は避妊効果が著しく低下し、アフターピル本来の避妊効果が得られない可能性が高くなります。
万が一、72時間を超過した場合はもちろん、120時間を超過した場合どちらのケースも、服用する際はウリプリスタル酢酸エステルを選択して、少しでも避妊効果の成功率を上げましょう。
つらい症状を軽減する飲み方
主な副作用で多く見られる症状が「吐き気」です。
なかには、服用後すぐに吐き気を催して、嘔吐してしまうケースがあります。
2時間以内の嘔吐は、成分が十分に吸収されずに避妊効果を得られない事態に陥る場合があります。
そういったリスクを軽減するために、下記の方法をおさえておきましょう。
アフターピルを軽い食事後に飲む
食事による影響は無いと、レボノルゲストレル含有のアフターピルを製造する各製薬会社(あすか製薬など)のインタビューフォームで発表しています。
また、『絶食単回経口投与(治験者が特定の治療を受ける前に一定期間絶食し、その後、1回限りの経口投薬を行う治療方法)』で治験が行われるなど、空腹時の服用が適していますが、「吐き気」を緩和する点についてご説明します。
吐き気は、空腹で服用するよりも、胃に軽く食べ物が入っている状態で服用すると緩和します。
主な軽食
ジャンル | 主な軽食(量は標準量を記載) |
---|---|
和食 |
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洋食 |
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中華 |
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医薬品のなかには、食べ物と一緒のほうが吸収が良くなる薬や、空腹時に飲むと胃を荒らす薬などは、食後の服用が指示されますが、アフターピルの成分は肝臓で吸収されるので、食事の影響はなく食前後、関係なく服用することができます。
吐き気を催さない方は、「空腹時」の服用で十分問題ありません。
吐き気止め(酔い止め)と一緒に飲む
市販で売られている制吐剤(吐き気止め)・酔い止めと一緒に服用する方法があります。
アフターピルとの併用は問題ないので、この方法が一番簡単な対策方法だと思われます。
なかには、薬の苦みが嫌だと言われる方もいらっしゃると思いますが、可能であればこの方法で吐き気を抑制する方が簡易的なのでオススメです。
飲むタイミングはアフターピルと一緒のタイミングで大丈夫です。
その他、下痢止めや鎮痛剤との併用も問題ありません。
副作用「吐き気」の対処法
アフターピル服用時と服用後の注意点
当てはまる事項は人それぞれであり、効果がなくなったり、副作用を強めたりしないようきちんと注意点を把握して使用しましょう。
服用時の注意点
水以外での服用は避ける

服用方法を解説した際にもお伝えしましたが、基本的に水またはぬるま湯での服用が好ましいです。
理由としては、グレープフルーツジュースや炭酸飲料、アルコール類は副作用を強めたり、作用が強くなりすぎる恐れがあるため避けてください。
用量は必ず守る
アフターピルは種類の中で中用量ピルに該当します。
一時的に女性ホルモンを変動させる薬ですので、避妊効果が心配だからと言って自身の判断で錠数を増やしたり、錠剤を割ったりして服用するのは絶対にやめましょう。

迅速な服用を

レボノルゲストレルの72時間・ウリプリスタル酢酸エステルの120時間は有効時間の目安です。
避妊失敗の性交以降「有効時間内ならいつ飲んでも大丈夫」と考えず、1時間でも早い服用を心がけましょう。
アフターピル服用時間経過別・避妊効果
服用後の注意点
①性行為はしばらく避ける・または避妊する
出血が確認できるまで性行為はなるべく控えましょう。
アフターピルを服用しただけで、安心しきってしまうのは大変危険です。
性行為の避妊失敗からどんなに短い時間で正しく服用しても100%の避妊率はありません。
服用から約5日は排卵が抑制されるため、着床しにくい環境に変わっていますが、性行為で膣内に精子が入れば、妊娠する可能性は大いに高まります。
次の月経までに避妊ができていたとしても、その後の妊娠リスクの高い性行為によって、着床してしまう場合があるからです。
もし着床(妊娠)していた場合、次のアフターピル服用が必要か否かの判断がしにくいうえ、確認を怠ったり、判断ミスからアフターピルの服用をせず放置すると手遅れになり、アフターピルでは対処しきれない事態まで陥ってしまうかもしれません。
服用後はアフターケアをして、避妊成功の確認まで経過観察をしっかり見極めて避妊に臨みましょう。
②24時間以内の飲酒を控える
アルコールは副作用を助長して、嘔吐や下痢を引き起こす可能性を高める場合があります。
また、アルコール、アフターピルともに肝臓で分解されるため、アルコールがアフターピルの分解に影響を及ぼす恐れがあるため、服用から最低でも24時間以内は飲酒を避けて下さい。
③出血の見分け方に注意
アフターピル服用後、出血を起こすことがあります。
①避妊合図となる「消退出血」②妊娠初期に起こる「着床出血」③その他の原因による「不正出血」があり、アフターピルによるものは「消退出血」のみです。
しかし、目視でどの出血なのかと判断するのは少々難しいものになります。
消退出血、着床出血どちらも3週間以内に起こりますが、出血内容(色、量、質感)が酷似していて、見た目だけで判断をすることは、個人の見解によっても異なり難しいため、妊娠検査薬を使って確実に判断をする必要があります。
消退出血についても詳しく解説しているので是非ご覧ください。
避妊失敗の原因と消退出血について
アフターピル服用に関するよくある質問
アフターピル服用後、すぐに避妊できたか確認できますか?
基本的に服用後1~2週間で月経での出血(数日続く)があれば避妊成功となります。
数日後に次の生理が来ることもございます。もし3週間経っても出血しない場合、妊娠の可能性がるため、妊娠検査または医療機関で受診してください。
未成年でも服用できますか?
医療機関での診断を受け、特に身体に異常がなければ10代の服用はもちろん可能です。
※クリニックでは未成年に対しての処方は行っていません。
アフターピル使用後は低用量ピルを服用しても大丈夫?
低用量ピルの再開はアフターピル服用の翌日から可能です。
しかし注意点として挙げられるのは、低用量ピルの避妊効果があるのは8日目以降であること・アフターピル使用後、低用量ピルを再開しても避妊できた確認をするために検査は忘れずに。
服用後、ジュースや炭酸飲料を飲んでもよいですか?
できる限り水かぬるま湯で服用しましょう。
炭酸飲料やジュースに含まれる成分によっては効果・副作用を助長して悪影響を及ぼす場合があります。
24時間以内はアルコール類を避けましょう。
アフターピルは何回でも使用できますか?
緊急避妊薬は複数回使用しても健康に影響が及ぶことはありません。
しかし、アフターピルはホルモン配合剤であり、一時的にホルモンを変動させて避妊するという薬のため一般的に使用頻度が高いものではありません。
なるべくアフターピルを用いらないためにも、妊娠リスクの高い性行為は避けましょう。
服用するタイミングは食後食前など決まっていますか?
ご自身のタイミングで服用して問題ありません。
吐き気を催しやすい方などは、軽食など少し胃に食べ物を入れてから服用することをお勧めします。

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