ストロメクトールは通販が安い?オンライン診療・クリニック処方・個人輸入など購入方法を解説

ストロメクトールの商品画像

医薬品はLINE上で診察後に処方されます。
来院不要・365日対応・最短即日でストロメクトールを購入出来ます。

イベルメクチン 3㎎
先発薬名 ストロメクトール
成分量 3㎎ /1錠
製造国 国内正規品

オンライン処方

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ストロメクトールとは?

寄生虫感染症や皮膚疾患の治療に用いられる医療用医薬品のイベルメクチン。原則として日本国内では医師の処方が必要です。
しかし近年では通販のように購入できる簡単なオンライン診療や個人輸入など様々な購入方法があります。どの方法が安全で安心か、すぐに入手できるのか、利便性がいいのか比較をしていきましょう。

ストロメクトールの歴史

店頭で買うよりも、自宅でのんびり探しながらネットで注文する通販というのが買い物において現代では主流となっています。
イベルメクチンは医薬品ですが、こういった薬もネット上で手軽に通販という形で購入することは可能なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

イベルメクチンの発見

ストロメクトールの有効成分であるイベルメクチンは、1970年代に大村智博士(北里研究所)によって発見された放線菌(Streptomyces avermectinius)由来の化合物「アベルメクチン」を基に、アメリカの製薬会社メルク社(MSD)と共同で開発された化合物です。
イベルメクチンは寄生虫の神経・筋細胞に作用して麻痺を引き起こすことで、体内から駆除する作用を持っています。この画期的な発見は世界中の寄生虫感染症に対する治療法に革命をもたらし、大村博士は2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

世界で発生する寄生虫感染症へ使われた実績

イベルメクチンが開発されてから世界中で広く使われるようになり、特にアフリカや南米など亜熱帯・熱帯地域で流行する寄生虫関連の疾患の抑制・制圧に大きな役割を果たしました。

  • オンコセルカ症(河川盲目症)
    アフリカを中心に流行し、失明を引き起こす寄生虫感染症
  • リンパ系フィラリア症
  • 腸管糞線虫症
    衛生環境の悪い地域で多発
  • 疥癬(かいせん)
    日本でも高齢者施設や家庭内での集団感染が報告される

ストロメクトールの製造・販売メーカー

ストロメクトール(Stromectol®)は、アメリカの製薬企業MSD(メルク社)が製造しています。
FDA(米国食品医薬品局)でが1996年に6㎎錠が、1998年に3㎎錠が承認され、世界中で寄生虫感染症の治療薬として使用されてきました。
※ストロメクトール錠6㎎は現在販売中止

日本国内では、マルホ株式会社が医療用医薬品としてストロメクトールを販売をしており、日本では疥癬と腸管糞線虫症状が適応疾患として治療に用いられています。

ストロメクトール錠の見た目・形状

ストロメクトールは白色楕円型の形をしている錠剤で、日本国内で流通しているものではPTP包装で1錠ずつシートに入っています。

有効成分 イベルメクチン3㎎
添加物 結晶セルロース、部分アルファー化、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、ブチルヒドロキシアニソール、無水クエン酸
剤形 円形・裸錠
刻印 32 / MSD
ストロメクトール錠剤の見た目

※マルホ株式会社添付画像より引用※

外形 表面:直径5.6㎜
側面:厚さ2.0mm
質量 約0.06g

正規品と偽薬の違い

現在個人輸入サイトなどを通じてストロメクトールを購入するケースが増えていますが、偽薬・粗悪品が紛れ込むリスクが非常に高いです。
国内正規品のストロメクトールと偽薬の違いは以下の通りになります。

正規品 偽薬・非正規品の例
刻印の有無 MSD・32 刻印なし・不明瞭
形状 円形 楕円形・ひし形など
錠剤の色 白色 アイボリー, グレーなど
包装 PTPシート+紙箱 SP包装, ブリスターパックなど
流通元 MSD製・マルホ販売 出所不明

ストロメクトールは通販で買える?

ストロメクトールは医師の診察と処方が必要な医療用医薬品に分類されており、市販薬のように簡単に自由に入手できるものではありません。
オンライン診療を通じて安全に入手する方法や、個人輸入による購入の実態など、「通販で買える?」という疑問に対して詳しく解説いたします。

オンライン診療という選択肢

ストロメクトールは、オンライン診療に対応している一部のクリニックで処方を受けることが可能です。
スマートフォンやパソコンから医師の診察を受け自宅へ薬が発送されます。通院の必要がなく、他人に知られにくいためプライバシーを重視したい方にも適した方法と言えるでしょう。
近年では、AGA治療やアフターピルの処方をきっかけにオンライン診療が一般化し、感染症治療薬にもその流れが広がっています。2025年には前川クリニックでもストロメクトールのオンライン処方がスタートし、より多くの方が安全・確実に薬を入手できるようになっています。
忙しくて通院の時間がとれない方や、対面診療に抵抗のある方にとって、オンライン診療は有力な選択肢の一つです。

通販 = 個人輸入サイトが多い現状

「ストロメクトール 通販」で検索すると、数多くの個人輸入サイトが表示されますが、これらは医薬品の正式な処方無しで販売する、海外のルートであることが多く注意が必要です。

個人輸入で購入する時のリスク

個人輸入(海外サイト)は便利ですが、安全性と法的側面の観点から重大なリスクがあります。

偽造や規格外医薬品の危険性

オーストラリアの医薬品行政局(TGA)は輸入医薬品について調査を行い、実際に表記されているイベルメクチン用量よりも含有量が少ないことが発覚しています。
輸入医薬品はそもそも各国の基準値がそれぞれ異なる計測をされていたり、その国では認められていない添加物が含有していたりといった、成分がきちんと含まれていても他何らかのリスクが潜んでいると考える必要があります。

このように偽造品や粗悪な医薬品は健康に害を及ぼし、更には重篤な副作用が発生した場合でも適切な医療を受けられない可能性があります。

薬機法違反の可能性

日本では個人使用目的での輸入は原則可能ですが、販売や家族であっても譲渡は薬機法で禁止されております。
販売者が日本在住であった場合、国外からの個人輸入ではなく国内取引とみなされ薬機法違反となる可能性があります。
メルカリやヤフオクといったアプリ上でストロメクトールを転売・販売している場合は違法である可能性が非常に高いです。

ストロメクトールを通販で購入のまとめ

個人輸入とオンライン診療でのストロメクトール購入の違い
  • 安全に購入する方法としてはオンライン診療を活用するのが現実的で確実な手段です。
  • 海外の個人輸入サイトでも購入は可能ですが、偽薬や健康被害のリスクが高く、自己責任が伴います。
オンライン診療 個人輸入・海外サイト
製品の信頼性 国内で正式に流通する正規品 海外製・偽薬や粗悪品のリスク高い
診断・処方 医師の診察・処方に基づき適切に使用 処方なし購入可能
副作用や誤用のリスクあり
安心度 日本の法制度に基づき適正に処方・販売される 流通経路不明

ストロメクトールは薬局で買える?

ストロメクトールはドラッグストアや薬局では取り扱いなし

結論としてはストロメクトールは薬局やドラッグストアで購入することはできません。
この薬は処方箋医薬品に分類されており、医師の診察と処方箋が無ければどこに行っても購入出来ない決まりになっています。
ストロメクトールは現状、市販薬(OTC医薬品)のように近所でフラッと買うということもできない状況で、また今後OTCに分類されるという可能性も低いと言えます。

ストロメクトールを病院で購入するには

ストロメクトールを入手するには医師による判断と処方が必要です。
症状がある場合や不安がある場合は、まずは医療機関を受診し、適切な診断を受けることが大切です。

感染症内科・皮膚科など

ストロメクトールは主に、疥癬(かいせん)や腸管糞線虫症といった寄生虫感染症に対して使用されます。これらを扱う感染症内科や皮膚科、または一部の総合病院での診療が基本です。

対象疾患(疥癬・糞線虫症)

  • 疥癬(かいせん)

    ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生し、強いかゆみを伴う疾患。

  • 腸管糞線虫症

    寄生虫が腸管内に感染する病気で、主に熱帯・亜熱帯地域で見られます。

これらの診断が医師によって確定した場合に限り、ストロメクトールが処方されます。

コロナには処方されない可能性が高い

一時期ストロメクトールの有効成分イベルメクチンが新型コロナウイルスへの効果が期待され話題になりましたが、2025年現在は医学的見解としてコロナ治療への有効性が科学的に認められておりません。
厚生労働省や販売製造元のMSD・マルホもCOVID-19への使用は推奨していないことが分かっています。

MSDとマルホは10月12日、「COVID-19 に対するイベルメクチンの処方について」と題するステートメントを医療関係者に発した。両社は、イベルメクチン(ストロメクトール錠3mg)が新型コロナウイルス感染症の治療薬として「未承認」であることを改めて強調。

MSDとマルホ COVID-19 へのイベルメクチンの処方で医療関係者に注意喚起 安全性情報の監視継続

そのため医療機関で医師にストロメクトールが欲しいと伝えても、処方されない可能性が非常に高いです。

ストロメクトールの飲み方と注意点

ストロメクトールは用法・用量を誤ると効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まる可能性があります。

症状に合わせた飲み方

ストロメクトールは疥癬でも腸管糞線虫症でも1回分の用量は、体重1kg当たり約200μgで計算します。
例えば60㎏の体重の方でしたら、12㎎分が1回分の服用量と計算ができます。

  • 疥癬:1回経口投与
  • 腸管糞線虫症:2週間間隔で2回経口投与

ご自身の1回分服用量目安を実際に計算できますので、以下のページより詳しい解説をご覧ください。

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イベルメクチンの正しい飲み方【服用量を計算】

⚠️ストロメクトールの注意事項

  • 食事の影響を受けやすいため、空腹時に服用
  • 意識障害が起こることがあるため、自動車の運転など危険を伴う機械を扱う際は十分に注意する
  • 持病がある方や他の薬を服用中の方は、相互作用のリスクがあるため医師に必ず申告を

特定の患者における注意事項

  • 妊婦・授乳婦:原則として使用は避け、やむを得ず使用する場合は医師と慎重に相談。
  • 高齢者:肝・腎機能が低下している可能性があるため注意が必要。
  • 免疫力が低下している方(HIVやHTLV-1感染者など):効果が得られにくいことがあります。
  • ロア糸状虫・オンコセルカ症を併発している方:重篤な中枢神経系の副作用が報告されており、特に注意が必要です。

ストロメクトールの副作用について

ストロメクトールは正しく服用すれば問題ないですが、稀に副作用が生じる場合があります。事前に知っておくことで異常を感じた際は、すぐに医療機関へ行ったり対応することができるようにしていきましょう。

よくある副作用

以下のような副作用が見られますが、一定期間置くと症状が軽快することもあります。
詳しくは以下の添付文書からご覧ください。

  • めまい、傾眠
  • 吐き気、腹痛、下痢
  • 発疹、そう痒感
  • 一時的な肝機能値の上昇(AST・ALTなど)
  • 倦怠感(無力症)

ストロメクトールよくある質問

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オンライン診療でストロメクトールを購入できますか?

A

はい。対象となる疾患に該当する場合は、前川クリニックをはじめとしたオンライン診療でストロメクトールを取り扱っているクリニックも存在します。
信頼できる医療機関を選び、自己判断ではなく医師の診断に基づいた処方を受けることが安全かつ合法な入手方法です。

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ストロメクトールのジェネリックはありますか?

A

あります。海外ではイベルメクチンを有効成分としたストロメクトールのジェネリック医薬品が多数流通しています。
ただし日本国内で承認されているイベルメクチン製剤は先発薬ストロメクトールのみです。

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海外サイトでストロメクトールを購入すると安く入手できますか?

A

海外サイトでは安く売りだされていることもあり、特に数多くのストロメクトールジェネリック・イベルメクチン錠が様々な商品名で格安で販売されていることがあります。
しかし正規ルートではない、偽物や有効成分が不明な製品も数多く存在し、健康被害のリスクは無視できません。
安く購入できるかもしれないからといって無暗に個人輸入や海外サイトに手を出すことは推奨されていません。

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ストロメクトールはコロナ予防に使えますか?

A

現在、日本を含む多くの国で新型コロナ(COVID-19)への使用は推奨されていません。
個人輸入をして使用するというのも含め、自己責任での判断になることを念頭に置いておきましょう。

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国内製ストロメクトールの偽物との見分け方は?

A

正規品はMSD社が製造、マルホ株式会社が日本では販売しています。
見た目について錠剤の形・色・刻印・包装など特徴があるためその情報と実際に所持しているものと情報を照らし合わせることで判断できることがあります。
しかし医師や薬剤師ではない一般の方で完全に見分けることはまず難しく、完全に正規品かどうかは成分鑑定をしてみない限り答えを出すのは難しいと言えます。